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  • 新6年生の受験勉強(8) 〜復習方法を工夫して時間効率を高める〜


     新6年生の受験勉強(5) では、秋から追い込みをかけるためには相応の“準備”が必要であることを,新6年生の受験勉強(6) では、そのために今の時期から理科を勉強する時間を確保する必要があることを、それぞれお伝えしました。 しかし、理科の学習時間を増やすことは決して容易ではありません。そこでヒントとなるのが“学習効率を高める”ことです。 今回は、どのように復習のやり方を工夫すれば限られた学習時間で効率よく勉強を進められるのかについて、掘り下げていきたいと思います。


     『宿題をどのタイミングやるか』 〜受験勉強の最も基本的なこと〜 の中で、私は次のような流れで復習を行えば効率よく勉強を進められるとお伝えしました。

      @ 授業で先生が話した内容が頭の中に鮮明に残っている間に復習する。

      A 問題演習によって学んだことが使えるように練習する。

      B テスト直前(前日)に理解度の再確認を行う。

     多くの方は少しでもテストの点数が上がるようにと考えるあまり、復習がテストの直前になってしまいがちです。 しかし、授業から復習までの時間が空くことで授業の記憶が薄れてしまい、かえって学習の時間効率を下げているのです。 授業直後にすぐ復習を行うことで、授業内容を短時間で思い出すことが可能になります。授業の効果を最大限に活かせる状況で問題演習を行えば、例え演習に割ける時間が短くても復習の効率を高めることが可能です。


    休憩2

     この方法が特に効果を発揮するのが理科の計算問題の学習です。暗記事項の学習では、どれだけ授業直後に復習を行っても、時間の経過とともに記憶が薄れていくことは避けようがありません。 しかし、計算問題の解法は論理ですから、一度確実に理解してしまえば、暗記事項よりもはるかに長く記憶に留められます。 最初に理解するときには少々時間がかかることもありますが、今後の模試などで高い得点を得るための大きな“武器”にできるのが計算問題なのです。


     計算問題の解法を身に着ける上でもう1つポイントになるのが“解法”です。 大きな塾(教室)の場合だと、クラスによって教える先生が異なることがあると思います。通常授業と特訓授業とで教える先生がちがう場合もあるでしょう。 このような場合、先生によって“解法”が違うことが、計算問題を学んでいく上で思わぬ障壁になることがあります。

     計算問題の解法の習熟度(理解度)は、その解法をどのくらい反復練習するかで決まります。例えば、ある問題には2通りの解法AとBがあるとします。どちらでも解いても同じように答えが出せるとき、常に同じ解法Aで習う生徒は授業回数が増えるにつれて理解は急速に深まります。 しかし、Aで習ったりBで習ったりする生徒はどちらの解法も反復回数が減るので、理解に時間がかかるわけです。 これは、計算問題が苦手なお子様の場合は特に不利にはたらく可能性があります。

     実は、『解法の統一』に関してとても困るのは過去問演習のときです。『赤本』(学校別入試問題集)の解説は、解法の統一にはまったく注意が払われていません。そもそも、赤本の解説は単に解き方が書いてあるだけです。そこに書かれている通りに考えれば答えは出ますが、その解法がその問題に最適かどうかなど一切考慮されていません。 同じ学校で同じような問題が出題されていても、年度によって解き方がちがうこともしばしばです。


     さすがに大手塾でも、そんなところまで気を遣っているところはありません。このような部分への対応は、むしろ中小塾などの方がきめ細かいのかもしれません。 こうしたことへの対応は、プロの家庭教師が役に立つでしょう。学生アルバイトとちがってプロの家庭教師は、長年の経験を活かして、お子様の志望校に応じた“型”をしっかりと身に着けさせる指導ができるからです。 力のあるプロの家庭教師なら、過去問演習の際にも今までの授業で教えてきた解法と同じ解法で解説してくれることでしょう。 首尾一貫して最適な解法を常に意識しながら学んでいくことは、本当に時間が足りないと強く感じる秋以降の受験勉強において、学習効率を高めることにつながる重要なポイントの1つであることをぜひ覚えておいてください。



     

     

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