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  • 新6年生の受験勉強(6) 〜勉強時間の科目間バランスを考える〜


     新学年の授業が始まったばかりの今の時期、たいていの塾で「今は算数と国語に重点を置いて勉強しましょう。」という指導がなされていることでしょう。 特に、まだ正しい学習習慣が身に着いていないお子様が4科目すべての勉強を無理に追いかけようとすれば、どの科目の勉強も中途半端になりかねません。 夏休み前になっても基礎力がほとんど身に着いていない最悪の状態に陥ることを避けるために、多くの塾では「まずは算・国をしっかりと固めましょう。」と言うわけです。話の流れとして理解できる部分もありますが、このような手法はあくまでも“次善の策”であって、決して“最善策”ではありません。 そのことを明確にせず、目先のことに目を向けさせるだけとも取れるような伝え方は、決して誠実とは言えないと私は思います。

     確かに、算数と国語の実力が伴わないのに理科だけできても仕方ありません。でも、だからと言ってあまりも算数・国語に偏りすぎた勉強をしてしまうのは非常に危険です。 理科がよくできるから志望校に合格できる、ということはあまりないのかもしれませんが、その逆に理科ができないことが原因で不合格になる可能性は十分あるのです。こうした事態を回避するためにも、やはり今の時期から科目間のバランスを考えて勉強時間を割り振っていく必要があると思います。


    掛け時計

     それでは、理科の勉強時間はどのくらいがいいのでしょうか。私は勉強時間の割合は算:国:理:社=4:3:2:1が基本であるとよく申し上げています。 もちろん、お子様によっても得手・不得手の差はありますから、この配分をベースとして多少の調整は必要です。しかし、私が強調したいのは、算数と理科の関係です。それは、算数の勉強にあてる時間の半分程度は理科の勉強にも当てなければならないということです。 特に、最難関と呼ばれる学校を目指されている方は、決して理科を軽んじてはいけません。 実際、最難関校に合格していく受験生の多くは、算・国だけに偏った勉強をしているわけではありません。理科も相応にきちんと勉強しているのです。


     合格体験記などに「うちは理科が苦手だったのであまりやらなかったが、その代わりに国語と社会をがんばった」というような趣旨の記述を見つけます。多少の謙遜はあっても、その表現に嘘はないでしょう。ただし、そういう文章をお書きになられた保護者の方や生徒さんご本人の“感覚”が、それらの文章を読まれている方と異なっている可能性があるということは決して忘れないでください。 “感覚”という表現が曖昧なら、“基準”と言い換えた方がいいでしょう。つまり、“あまりやらなかった”という表現をそのまま素直に受け止めることは非常に危険だということです。 そもそも、あまり勉強もしていないのに合格できるほど、最難関校の入試は甘くはないのです。

     くどいようですが、敢えてもう一度繰り返します。最難関校に合格したお子様たちは、算数も国語も理科もしっかりと時間を使い、一生懸命に勉強しています。そこまでがんばっているからこそ合格を掴み取れるのです。



     

     

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