• ホーム
  • 理科の勉強方法
  • 理科の豆知識
  • 計算問題 〜解法の奥義皆伝〜
  • お問い合わせ
  • 家庭教師について
  • 新6年生の受験勉強(4) 〜本当に「理科は追い込みがきく」のか?〜


    (1) “追い込みがきく”とはどういう意味か?

     そもそも“追い込みがきく”とは、どういう意味なのでしょうか? 例えば、「短時間で何回か繰り返して勉強すれば、およそ8割が入試で役立つようになる」と定義するとします。 短時間とはどのくらいの時間を指すのでしょうか? およそ8割とはどういう意味でしょうか? 先生は「テキストに載っている問題の8割」と思っていても、それを聞いた皆さんは「入試に出てくる問題の8割」と思うかもしれません。 このように、同じ言葉を使っていても立場や人が変わるだけで意味が大きく変わります。 “追い込みがきく”という表現は、実はこれほどまでに曖昧な表現なのです。



    (2) 本当に「理科は追い込みがきく」のか?

     「理科は追い込みがきくから、今の時期は算数・国語をしっかりやりましょう」という言葉を耳にされたことはあると思います。 確かに受験勉強においては、算数と国語の学習が重要であることは言うまでもありませんが、科目間のバランスを欠いた学習を行うことが非常に大きなリスク要因となることも事実です。

    新緑のブナ

     もっと具体的に申し上げます。お子様の志望校の理科の入試問題をご覧ください。秋まで算数・国語に集中したとして、秋から理科を本格的に始めて入試に間に合うような問題に見えますか? 「算・国さえしっかり得点できれば、理科の得点が多少は低くても合格できる」という話もよく耳にしますが、 今のペースで勉強すれば本当に秋までに算数・国語で理科のマイナスをカバーできるだけの余裕(アドバンテージ)ができますか?


     確かに“算数や国語と比べれば”理科は追い込みがきくと言えるでしょう。でもそれは、単なる比較の問題に過ぎません。 何の準備もしていないのに、入試が近づいてきてから勉強すれば理科ができるようになるなどという夢のような話は決してありません。 それどころか、もし秋になっても算数や国語の成績にそれなりのアドバンテージが取れていなければ、理科の追い込みをかけるどころの話ではなくなります。 これまで通りに算数と国語に引き続いて取り組みながら、今までほとんどやっていない理科を必死でやらねばなりません。さらには過去問演習も行わねばなりません。 これだけの勉強が果たして可能でしょうか?いずれやらなければならないことを後に回すことにはリスクが伴うということを、決して小さく見てはならないと思います。


     では、やはり理科は追い込みがきかないのでしょうか? そんなことはありません。

    適切な準備さえ整えておけば、追い込みをかけることは可能です。次回からは、そのことについてお話していきましょう。



     

     

    inserted by FC2 system