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  • 正しい模擬試験の選び方とは?


    〔2016/09/8 記〕


     9月に入ると、いよいよ志望校の合格可能性をはかる模擬試験(模試)が本格的に始まります。そこで今回は、正しい模試の選び方についてお話しましょう。



    (1) 模試の合格可能性判定はあくまでも“参考”!

     首都圏の例では、「合不合判定テスト」(四谷大塚),「合格判定テスト」(日能研),「統一合判」(首都圏模試センター)という3大模試を筆頭に、希学園,SAPIX,早稲田進学会,日本教材出版など、実にさまざまな運営母体が主催する模試があります 〔 『朝日進学情報』(8月号)を参照〕。 関西でも、「五ツ木・駸々堂模試」と「能開・中学受験公開模試」を筆頭に、さまざまな塾が独自に主催する模試が数多くあります。


     これからの時期に受験生が模試を受ける最大の目的は、何と言っても“合格可能性の判定”を知ることでしょう。「少しでも正確な判定を知りたい」というお気持ちはよくわかります。 しかし、どんな模試をどれだけ受けても、その結果はあくまでも『参考』なのです。模試を受ける際は、最初にこのことを十分に納得しておいてください。


     模試の“判定”は、「母集団の質」と「豊富なデータ量」の2つの要素で大きく左右されるものです。例えば、 A中学の合否を正確に予測するためには、A中学の志望者ができるだけ多く模試を受験する必要があります。9月〜12月まで毎月実施される模試を、A中学を志望する受験生のほとんどが毎回受験するならば、その模試の判定の信憑性は相当高くなるでしょう。 しかし、多くの模試が林立する現状で、単一の模試に志望者のほとんどが集まるようなことは期待できません。それどころか、毎回の模試の受験者が同じである保証すらありません。 したがって、模試の判定には自ずから限界が生じるというわけなのです。


     毎年さまざまな学校の入試日程や入試回が変更されています。例えば、第一志望のA中学の入試がまったく変わらなくても、競合するB中学・AやBの併願校の日程や入試回が変われば、必ず受験動向は変わります。 模試の実施母体は、それらの要素が与える影響を“推測”して判定のプログラムを組みます。その影響を読み違えれば、いくら膨大な統計データを駆使して計算しても合否の予測は外れるかもしれません。 このように、模試の合格可能性の判定は、どうしても各塾の“推定”にならざるを得ない面があるということを覚えておいてください。


     模試の判定精度を下げる原因は他にもあります。例えば、同じ単元の問題でも、作成する塾(運営母体)が異なれば、問いの立て方や選択肢の与え方などは大きく異なります。 つまり、たいていの模試の問題は自分の志望校の入試問題とは似てもない“まったく異なる”問題なのです。これでは、正確な模試の合格可能性の判定は難しいでしょう。こういう面から見ても、模試の合格可能性の判定は「参考」と言わざるを得ないのです。


    緑道

     私は「模試の判定には信憑性もない」とか「模試の結果は信用できない」と言っているわけでは決してありません。 しかし、その判定の“正確さ”は受験生や保護者が期待されているよりも“ずっと低い”のですから、 模試の結果に必要以上に振り回されないように気をつけていただきたいと思っているだけなのです。



    (2) 正しい模試の選び方

     たいていの方は塾に通っておられるはずですから、“一般的には”通っておられる塾が勧める模試を受けるのがいいでしょう。なぜなら、たいていの塾では日曜日に志望校別の授業が設定されているので、塾の勧める模試以外を受けると日曜日の授業に支障が出るからです。


     しかし、例外的な場面もあると思います。例えば、難関校を志望する生徒さんが圧倒的に多い塾に通っているものの、本人の成績が低迷してしまっているような場合です。塾は当然、自塾の模試の受験を勧めるでしょうが、自分と同程度の学力を持つ受験生がもっと多く受ける他の模試の方が、判定の信憑性は高まるはずです。 そういう場合は、例え午前中にある塾の授業を休んででも、他の模試を受験すべきです。もちろん、逆の場合も同様です。 大切なのは『自分の志望校を目指す受験生が最も多く受ける模試』を選んで受けるべきである ということです。


     模試というのは塾の事業の中でも極めて利益率の高いものです。規模の大きな模試であるほど、作問,採点,成績処理などが自動化されており、大きな利益を生み出します。そのため、売上を確保するために自塾の模試の受験を強く勧める場合も多いのです。

     もちろん、良心的な塾ではお子様の状況をよく見極め、必要とあらば「塾の授業に遅刻してもいいから○○模試を受けなさい」と言ってくれる場合もあります。


    コスモス

     実際に模試を受けて見なければ、それぞれの模試で各中学校を志望する受験生の数は正確にわからないでしょう。しかし、 事前に保護者がしっかり情報収集を行うことで、お子様により適した模試を選んであげることは可能です

     もう少し具体的に書ければよいのですが、このようなサイトであまり断定的なことを書くものではないと思いますので、わかりにくくなってしまったことはご容赦願います。



    (3) “冠模試”は必ず受けておこう!

     “冠模試”というのは、さまざまな塾が志望校の名前を冠して実施する、学校別の公開(オープン)模試のことです。 冠模試は、各々の志望校の過去問分析に基づき、実際の入試問題と内容や形式がよく似た問題が出題されます。 そして何よりも、その学校を志望する者だけしか受験しないのですから、相応の受験生を集めている模試であれば合格可能性の判定の信憑性は一般的な模試よりもはるかに高いという大きなメリットがあります。

     冠模試が実施されるのは一部の難関校や有名校に限られますが、そのような学校を志望する生徒はぜひとも受験するべき模試です。他塾が開催する模試の場合もあるので、自分の塾の志望校別の授業を休まなければならないというデメリットはありますが、受験するメリットが相当高い模試と言えるでしょう。


     最後に『2016年度 首都圏の模試実施日程一覧表』を参考資料として載せておきます。 出典は朝日進学情報(8月号)です。 ただし、記載された情報は変更される可能性があります。ご利用の際には、必ず事前に模試の実施母体のウェブサイトで確認をしてください。



     

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