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  • 理科の成績が合否を分ける


    中学受験における算数と国語の重要性は、今さら説明の必要もないほど高いものです。

    算数は4科目の中で最も極端に得点差が開く科目です。入試でも、満点が出る一方で、0点近い点数も出ます。また、中堅校あたりでも合格するにはおよそ200〜300パターンの解法が必要とも言われ、応用力を身に着けるためには十分な演習をこなさなければなりません。しかも、ただ解けるようになればよいのではなく、制限時間内に解くためのスピードが求められるので、その準備や対策には相当な時間を要します。

    一方、国語はすべての学習の要とも言える科目です。例えば、理科の計算問題や算数の文章題を解くには、理科や算数の基礎的な知識も必要ですが、それと同じくらい必要なのは、設問という短い文の“読解力”です。理科や社会のさまざまな知識を身に着ける勉強でも、理解に基づいた暗記をするためには文章の読解力が必要です。中学受験で国語のみを指導する専門塾が成り立つほど、国語の重要性は高いのです。


    さて、多くの受験生は相当な勉強時間を算数と国語に割いて受験の準備をするでしょうし、受験校のレベルが高くなるほど準備する内容もより綿密になるはずです。そうなれば、合格ラインに並ぶ受験生の算数と国語の成績は似たり寄ったりの状態になる可能性が生じます。その結果、算数や国語に比べて準備が手薄になる理科の成績が、中学入試の合否に大きな意味を持つようになってくるのです


    オーロラ

     

    理科と一口に言っても、その中には生物・地学・物理・化学の4つの分野がある上に、暗記だけではなく計算問題も含まれています。それに対して、社会は暗記のウェイトが高い上に、出題内容は地理と歴史が中心になります。もちろん、政治分野からの出題もありますが、その重みは他の2分野よりずっと軽いものです。そのため、入試における得点差は理科の方がずっと大きくなるのです。


    誤解のないよう先に断っておきますが、中学受験では算数と国語が絶対的に重要であることは紛れもない事実です。私は理科が算数や国語以上に重要な科目だと主張しているわけではありません。しかし、中学受験においては理科が合否を分ける非常に重要な科目になる可能性は高く、それは難関校になるほど顕著になることも事実なのです。「受験勉強は、まず算国を中心に」という方針は正しいのですが、そこには“程度の差がある”ということを決して忘れないでください。


    なお、中学校によっては加重配点(算国の方が理社よりも高い配点)になっている場合もあります。例えば、算国の配点が理社の2倍になっているとしましょう。その場合でも、算国の点差があまり開かないとすれば、理社の点数が合否を分けるであろうということに変わりはありません。つまり、理科が苦手で得点が低くても、理科の配点さえ低ければ入試に大きな影響は出ないと考えることは避けるべきでしょう。



     

     

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