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  • どのくらい覚えるの?


    ここで、中学入試の理科で覚える暗記事項がどのくらいあるかについて触れておきましょう。もちろん、その数は受験する中学校の偏差値や入試問題の難易度によっても異なりますが、私が生徒や保護者の方から尋ねられたときは、「およそ2000項目+αで、そのうち最重要事項が約800項目」と答えています。このうち、最も数が多いのは“名前”です。植物,動物,星や星座,岩石,化学薬品などの名前だけで半分近くになります。そして、それらに関連するさまざまな情報が、暗記事項として付け加わることになります。では、カボチャとヘチマを例にして、もう少し具体的に説明してみましょう。


    カボチャ ヘチマ

     


    まずは「カボチャ」の暗記事項を挙げてみます。@〜Cは出題頻度の高い順と考えてください。

    @ カボチャは「ヘチマ」や「キュウリ」と同じ「ウリ科」で、「お花とめ花」が咲く。

    A 「くき」が変化した「まきひげ」をからみつかせながら、つるがのびる。

    B 「冬至の日に食べる」と1年を無事に過ごせるとされている。

    C お花は「おしべの先は3本」に分かれ、「1か所にかたまって咲く」。


    次に「ヘチマ」の暗記事項を挙げましょう。

    @ ヘチマは「カボチャ」や「キュウリ」と同じ「ウリ科」で、「お花とめ花」が咲く。

    A 「くき」が変化した「まきひげ」をからみつかせながら、つるがのびる。

    B 「くきの切り口からヘチマ水が取れ」、水にさらした「実はたわしになる」。

    C お花の「おしべの先は5本」に分かれ、お花は「1か所にかたまって咲く」


    カボチャとヘチマは同じウリ科の植物なので、@とAの基本事項は同じで、BとCの応用事項だけが変わりました。このように、関連事項の暗記項目には重複事項があるので、まとめて一気に覚えることで時間も短縮できますし、より応用力のある覚え方ができるのです。


    スギナ

    実際の入試問題にはさまざまな問題が出題されますが、“どんな中学校の入試にも出題される項目”というものがあります。私はそれを“最重要項目”と呼んでいます。では、最重要項目とはどういうものでしょうか。少々乱暴ですが“市販の暗記本に普通に収録されているもの”と言うとわかりやすいのではないでしょうか。理科の暗記を進める際は、受験校の偏差値にかかわらず、まずは最重要項目から始めましょう。中でも最も覚える数の多い生物系の暗記項目から取り組むのがよいでしょう。特に、新小6のお子様はゴールデンウイークが終わるまでに一通りは頭に入れる

    べきです。その上で、夏休み前までに最重要項目の

    ©Luc Viatour

    暗記をほぼ完成させておけば、夏休みからの勉強が楽になるでしょう。


    ただし、わずか800項目ほどの最重要項目を覚えるだけで合格点が取れるほど中学入試は甘くありません。夏休みに入れば、たっぷりと問題演習を行うことになるでしょう。いろいろな問題を解いていく中で、まだ覚えられていない最重要項目以外のさまざまな知識を1つ1つ身に着けていくのです。また、秋になれば過去問演習も始めることになるでしょう。そこでも新たな知識を身に着けることが可能です。新しく出てきたことはノートにまとめ、それをどんどん覚えていきましょう。

    もちろん、どんどん知識を入れ続けられるようにするためには“バケツを大きく”しておかなければなりません(→栓のない浴そうに水を溜める? を参照)。小6の夏までに暗記に取り組むときは、ただ覚えさえすればいいのではなく、一度にできるだけ多くのことを頭に入れられるようにトレーニングすることも大切な目的の1つなのです。


     

     

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