• ホーム
  • 理科の勉強方法
  • 理科の豆知識
  • 計算問題 〜解法の奥義皆伝〜
  • お問い合わせ
  • 皿回しの理論


    何とかがんばって覚えるべき暗記事項を一度はすべて覚えたとしましょう。しかし、これで安心するわけにはいきませんね。「せっかくがんばって覚えても、すぐに忘れてしまう」という経験はありませんか。必死で覚えたことが記憶に残っていかないことで、勉強を続ける意欲そのものを失ってしまうという話もよく耳にすることです。栓のない浴そうに水をためるように“忘れる前に覚え直しをする必要がある”のです。


    ピエロ

    大道芸人のやる皿回しというものをご存知ですね。細い棒の上で何枚もの皿を同時に回すというものです。1枚目の皿を回し、続けて2枚目を回し、そして3枚目を・・・・。しかし、4枚目を回す前に、大道芸人は少し揺れ始めた1枚目と2枚目の皿に手をやり、新たに回転を与えてから4枚目に取りかかることでしょう。


    棒の上で回る皿は“ある程度”以上の勢いがあれば安定的に回りますが、皿が回る勢いが“ある程度”以下になる

    とどんどん不安定になり、やがて皿は落ちてしまいます。

    ©avaxhome.ws

    では、彼らはなぜ何枚もの皿を回し続けることができるのでしょうか。それは、皿の安定が失われるよりも“ずっと前”に、皿に新たな回転力を与えておいて、皿の安定を保ち続けているからです。いくら熟達した彼らでも、何枚もの皿が同時に勢いを失えば、皿を回し続けることは困難なので、そんな危機に直面するよりも“ずっと前”に“ごく短い時間で簡単に”皿の勢いを増しておくのです。このように“メインテナンス”を的確に行う経験と技術こそが皿回しの大道芸の極意と言えるでしょう。


    グラフィック

    実は、受験勉強も皿回しと同じなのです。一生懸命覚えたことで安心して、メインテナンスを怠ることによって、栓のない浴そうから水が流れ出すように記憶は失われていきます。このとき、また一から覚え直すのはとても労力がいることです。だから、完全に忘れるよりも“ずっと前”に“ごく短い時間で簡単に”覚えたことのチェック

    をすることで、何枚もの皿を同時に回し続ける

    ©lanrentuku.com

    ように多くの知識を覚え続けることができるのです。

    暗記の極意とは“前もって自分でメインテナンスをかけておくこと”なのです。



     

     

    inserted by FC2 system