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  • 栓のない浴そうに水を溜める?


    これは、暗記の勉強の話をするときに私がよく使う例え話です。生徒たちに 「栓のない浴そうにも水をためることはできるんだ。しかも、少しやり方を工夫すれば浴そうから水があふれ出るようにさえなるんだよ。さあ、どうすればいいだろう?」 と問いかけるのです。読者の方もちょっと考えてみてください。


    檜風呂

     


    答えは 「たくさんの水をどんどん入れ続ければいい。」 です。


    その理由はこうです。空の浴そうにバケツで水を入れます。入れた水が全部流れ出ていくまでのしばらくの間は、水が浴そうに残っています。もちろん、1杯入れただけで眺めていれば、水はすぐに流れ出ていってしまいます。しかし、休まずに次々と水を入れ続ければ、水はすぐに溜まり始めます。



    ここまで話すと生徒たちはすぐに気付きます。「もっと大きなバケツで水を入れたらいい」と。「でも大きなバケツは重いので入れるスピードを鈍らせずに水を入れ続けるには相応の体力が必要だよ。」と言っても、「自分の体力に見合った大きさまでなら、少しは大きくできるはず」と答えてくれるのです。

    積み上げた古本


    より大きなバケツで休むことなく水を入れ続ければ、浴そうを水で満たすこともできるし、それをテンポよく続ければ、きっと浴そうから水はあふれ出すでしょう。


    ここで、水を“覚えるべき暗記事項”,栓のない浴そうを“自分の頭”と読み替えてみてください。いくら覚えてもすぐに忘れてしまう自分の頭の中に暗記事項を満たすには、バケツで水を入れるように「暗記事項を覚え続ける努力をすればいい」のです。



    「そんな簡単にはいくなら困らない・・・・」という答えが聞こえてきそうですね。

    では、この話をもう少し掘り下げていきましょう。


     

     

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