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    『どうやって褒めるか 〜せめて三日坊主にでもなってみろ!〜』


    前回は、夏休みが始まる前に正しい学習習慣を身に着けることが夏休みの勉強の成否を大きく左右するということをお伝えいたしました。今回は、そのための具体的な方法について、もう少し深く掘り下げてみようと思います。


    保護者の方から見れば、勉強に取り組むときの今のお子様の姿勢を、非常に甘く感じることが多々あるのではないかと思います。確かに大人の目から見れば子どもたちの感覚があまりにも甘すぎるて、ついつい小言の1つも言いたくなることでしょう。ときには、それが発端となって親子げんかへと発展することさえあるでしょう。

    ブナ

    ただ、ここで考えなければならないことがあります。それは、親(大人)の論理でお子様を“詰める”ことが、どこまでお子様の学習態度の変化や成績向上に繋がるのかということです。まわりの大人が何かを言おうとも、お子様自身が自分の行動を変えない限りは何も変わらないのです。もちろん、お子様にさまざまな話を聞かせて諭すことに意味がないわけではありませんが、それを聞いたからお子様が変わるというわけでもないのです。ですから、親が無理強いをしようとしたところで意味はありません。親が勉強を取って代わってやることはできませんから、いかにして親が子供のやる気を引き出し、前向きな姿勢で勉強を続けさせるかが極めて重要なポイントになるわけです。


    では、どうすれば「お子様のやる気を引き出すことができる」のでしょう。そのヒントになるのが今回のサブタイトルとした「せめて三日坊主にでもなってみろ!」というお話です。

    さて、三日坊主という言葉にはマイナスイメージしかありません。何か始めても長続きしないことを表す表現ですから当然なのですが、少し見方を変えてみませんか?

    これまでも「毎日決まった時刻に起きること」や「毎日欠かさず、計算練習・漢字・音読をすること」などを強く推奨してきました。既に習慣化された方もおられる一方で、なかなか習慣化できずに苦労されている方もおられるでしょう。

    それならば、三日坊主でも構わないのではないですか。がんばって3日間続けたら次の1日はお休みしてもいいことにするのです。毎日続けることのハードルが高いのなら、それを強いるのではなく、3日続いたら「明日はお休みね」と1日休ませてあげればいいんです。そして、次の日からは「また三日坊主を目指そう」と明るいノリでやるわけです。その間は毎日欠かさず「がんばろうね」、「ちゃんと続いているね」、「今日で3日目だよ」という具合に、優しく激励の言葉をかけてあげましょう。

    新緑と地球儀

    もし、このサイクルで4週間続ければ、1か月(30日)では23日やったことになります。もし今まではやったりやらなかったりで、一月に半分もできていなかったとすれば、これは大きな進歩ですから大袈裟かなと思うくらいしっかりと褒めてあげましょう(→お子様の居心地が悪くなるくらい派手に。いわゆる褒め殺しの状態です)。その上で、今度は四日坊主に挑戦です。もしうまくいけば、1か月で24日やることになります。そして五日坊主なら25日,……と少しずつ伸ばしていくのです。


    このとき、大切なポイントが2つあります。

    1つ目は、間にはさまったお休みの1日を尊重するということです。親の側とすれば“少しでも早く、毎日の習慣にさせたい”というのが正直な気持ちでしょう。しかし、これは親子で交わした約束なのですから、お休みをするのはお子様の“正当な権利”です。例え他のことでお子様が約束を守らないことがあったとしても、バーターのように親の方から休みを取り上げてはいけません(笑)。そんなことをすれば「約束は守るためにある」という価値観を親の側から潰すようなものだからです。「そろそろ今日もやってみては」と言いたい親の気持ちはわかりますが、そこはぐっと堪えてお子様の方から言い出すのを信じて待ちましょう。

    2つ目は、もしお子様がお休みの日以外でやるのを拒んだときの対応です。まず、風邪で熱が出ているなどの体調不良でない限りは、その日はちゃんとさせるべきです。ここは譲歩してはいけません。もし親が約束を違える許可を出せば、「約束は守れるときにだけ守るもの」という誤ったメッセージをお子様に伝えることになりかねないからです。

    ただし、突っぱねるだけでもいけません。十分にもったいをつけてから(笑)、翌日からの予定を組み替えることを許可してあげるのです。

    ただし、こういった対応をするためには予め“取り決め”をしておくことが必要です。長い受験生活の中では、予期しないことがあり得ます。そんなときは、互いに話し合った上で緊急避難的にルールの一時変更をすることがある、と約束しておくのです。風邪で熱が出たら休んでもよい、というように予め想定されることへの対応のルールを事前に親子できちんと話し合い、互いに納得のいく形で“取り決めて”おくのです。そうすれば、すべてがon the ruleとしてやれるわけです。どのようなオプションルールを設定するかはご家庭次第です。

    木漏れ日

    ちなみに、四日坊主で1か月過ごすときと、三日坊主と四日坊主を交互に組んだときとでは、1か月(30日間)で何日の差がつくと思われますか? 数えてみればわかることですが、実はどちらも24日で変わらないのです。このように、少々緩くしたからといって、大差はつかないことを覚えておいてください。そうすれば保護者としても少しは気持ちよくお子様に譲歩してあげられることでしょう。受験勉強は親子の共同作業であって、決して対決ではないのですから(笑)


    さて、お子様が“やらされている感”を感じている間は、月に何度かは休みが入ってしまいますが、どこかでお子様が進化する場面がやって来るものです。そのためにも、毎月の状況をいつでも親子できちんとわかるように、カレンダーに○×などで示しておくことが大切です。

    その上で、私ならこんな話をします。「テストの99点と100点って、その差はわずか1点だよね。でも、やっぱり100点はカッコいいだろう? やっぱりパーフェクトっていい響きだと思わないか?」という感じです。

    親がお子様に強いるのではなく、自分からパーフェクトを目指してみたいと思う雰囲気をうまく醸し出しながら、子供を乗せていくのです。「あなたならやれる」という空気をうまく作ることができれば、きっとお子様は自分からやり始めるでしょう。そうなれば“成功”への王道を必ず進み始めることができることでしょう。



     

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