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    前回のお話では、次の2つのことをお話しました。

     ・宿題は授業のあった直後にやりましょう。

     ・テストの直前に初めて勉強していては、学力は蓄積されていきません。

    どちらも当然のことなのですが、実際にはなかなかうまくいかないものだと書きました。


    この勉強方法はとても理に適ったものですし、きちんとした説明をすれば、その有効性はお子様も十分に理解できることでしょう。それでも、現実にはなかなか定着させられないのです。最初は納得して受け入れていたお子様が、いつの間にか元のテストに追われて前日(直前)に勉強する状態に戻ってしまうということもしばしばです。いったいなぜでしょうか?


    ゆらぎ

    その理由を一言で言えば「不安感」と言い表せるのではないでしょうか。

    どんなお子様でも塾のクラスの上下はとても気になるものですし、真面目に勉強しているお子様ならなおさらです。子どもたちがクラスを上げる(維持する)ためにどうやって点数を確保するかを考えるとき、真っ先に思いつくのは“出題範囲の限られた週例テストで1点でも多く得点を積み重ねること”でしょう。月例テストの方がクラス替えに大きなウェイトを占めているとわかっていても、出題範囲の狭い週例テストが最も対処しやすいことに変わりはありません。

    「目先の点数をいくら重ねても、本当の実力ではないよ」とか「範囲の狭いテストで点を取っても、極めて広範囲から出題される本番の入試の役には立たないよ」といった正論をいくら並べたところで、テストの前日にガッツリと勉強してくる多くのクラスメートたちが自分よりもよい点を出している姿を見れば、「このままどんどん差を広げられてしまうのでは」という不安から、「やっぱりテスト前日に勉強しないとテストの点数は上がらない」と考えてしまい、元の状態へと戻っていってしまうのです。

    さらにつけ加えれば、初めのうちは「目先の点数に一喜一憂しなくてもいいから、正しい勉強法を続けようね」と言っていた保護者でも、2か月も3か月も芳しくないテストの点数を見せられ続ければ、「もう少しちゃんとやったら」とか「本当にちゃんとやっているの?」などというような言葉を、ついついお子様に漏らしてしまうかもしれません。そういう環境の中でお子様が王道の勉強方法を貫き通すというのは、決して容易ではないでしょう。



    きらめくブナ林

    実のところ、ここでご紹介した勉強法を続けられるかどうかは、お子様に対する保護者の態度によって決まると言っても過言ではないでしょう。

    どんなときでもお子様がきっと上手くやれるようになると心の底から信じて疑わず、いつもお子様のそばに寄り添い続けることが大切なのです。お子様が不安を感じているときこそ、どっしりと構えた姿を見せてあげるのです。例えそれが演技であっても、です。このように、いつもお子様に寄り添いながら、お子様の悩みに一緒になってきちんと向かい合い続けることができるか否かこそが、合否を分ける重要な要素の1つになるのではないでしょうか。

    昔から、「中学受験は親の受験」とか「合否の9割(8割)は親が決める」などとよく言われますが、私も本当にそうだと思います。そのように言われる理由にはさまざまなものがあるでしょうが、いくつもある理由の中で最も大切なことの1つが「お子様の成長を“信じて待つ”こと」”ではないでしょうか。これは、親の“胆力”または“我慢強さ”と言い換えることもできるでしょう。


    お子様が目先のテストの成績に一喜一憂したくなる気持ちはわからないではありませんが、親までもが子供と同じ土俵で同じような反応見せてはいませんか。結果や表層的な過程だけを見て、良いだの悪いだのと言ってみても、その後の成功に繋がることは何もありません。点数だけではなく、本当に“評価すべきポイント”に目を向けてやることこそが親の大切な務めではないでしょうか。

    例えば、お子様と「毎日10分間の計算をやる」という約束をしたとします。2か月間(あるいは3か月間)、毎日計算をがんばったお子様が、テストで初めて計算の7割を○にしたとき、お子様よりも先にそれを見つけて手放しで褒められますか。あるいは、相変わらず計算が半分しか取れていなくても、今までなら失点していた分数計算を○にしていることをお子様よりも先に見つけ、それをきちんと褒めてあげられますか。


    お子様のことを誰よりもよく知っているのは親でなくてはなりません。たとえ算数はわからなくても、理科を教えられなくても、誰よりもよくお子様を見て、今お子様が何をしていて、何に悩んでいて、何を改善しようと努力しているのかさえわかれば、必ず褒めるポイントが見えてくるはずです。そこをお子様よりも先に褒めてやれれば、お子様はもっともっと努力を重ねてくれるにちがいありません。親に理路整然と褒められることこそ、お子様のモチベーションを高めることはありません。

    満開の桜

    子どもたちの多くはもうかなり長い間、親から手放しで褒めてもらった記憶がありません。保護者の方にお尋ねしますが、受験勉強のことでお子様を最後に“満面の笑みをたたえて”褒めたのがいつだったのか、そしてそれはどんな理由であったのかをはっきり覚えていますか。お子様がもっと小さかった頃なら、ほんの些細なことでも大騒ぎして褒めていたのに、勉強のことでそんなふうに褒めなくなってから、いったいどのくらい経っていますか。



    私がお勧めする勉強法は単なるマニュアルではありません。中学受験で成功するには、強固な親子関係が欠かせません。目指す学校が難関校であればあるほど、より強固な親子関係の構築が求められます。それを実践するにはお子様としっかり“向き合う”ことが何よりも大切なのです。

    お子様のことをもっとよく見ていれば、お子様が不安に思う気持ちもずっとよく理解できるでしょう。そんなときに親が自信を持って、「正しい方法論で一緒に勉強を進めていこうよ」と背中を押してやれば、きっと上手くやれるでしょう。特に、まだまだ入試までに時間がたっぷりとある4・5年生は、ぜひともよい親子関係の構築に心を砕いてください。強固な親子関係を築けば、それが何よりも大きな武器となることにまちがいないのですから。



     

    理科の勉強方法


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