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    今回はいきなり問題からです。これはいったい何でしょうか?

    1885年の独ウィーン万博で、その栄養価の高さから「畑の肉」というキャッチフレーズで、ヨーロッパ中から注目されました。植物性タンパク質,ビタミン,ミネラル,食物繊維などを豊富に含みます。


    ちょっと難しいですか? では、もう少しヒントを出しましょう。

    日本では昔から、醤油(しょうゆ)・みそ・納豆・豆腐(とうふ)などの原料として使われています。()って粉にしたものが「きな粉」です。お節料理の「黒豆」,夏の味覚の「枝豆」もこの豆です。


    黒豆 枝豆

     


    もう、わかりましたね? そう、ダイズ(大豆)です。これが今日のテーマです。ダイズは英語でsoybean(ソイビーン)といいます。soyというのは醤油,beanは豆という意味です。何と英語なのにその語源は日本語なんですよ。これは案外知られていないことです。



    ダイズにはタンパク質が豊富に含まれています。皆さんはお肉の代わりに豆腐を使った、「豆腐ハンバーグ」というものを聞いたことがありますか。上手に作れば、ホンモノのお肉で作られているように感じるほどです。これが、畑の肉と呼ばれる理由です。こんな話を聞くと「豆の仲間にはタンパク質が豊富に含まれているんだな」と思うことでしょう。では、食品成分表で確認してみましょう。


    食品成分表

    ここで注目してほしいのは栄養分の割合です。アズキ・インゲンマメ・エンドウ・ソラマメの4種は、どれもデンプンの3分の1〜半分ほどしかタンパク質が含まれていません。ところが、ダイズはデンプンよりもタンパク質の方がずっと多いのです。同じマメ類でも、ダイズだけが特別であることがわかりますね。なお、ラッカセイもタンパク質の方が多いのですが、ラッカセイには多量の脂肪(油)が含まれていますので、食べ過ぎると肥満の原因になりかねないのです。

    ユーグレナ

    このように、ダイズは豆類の中だけではなく、他のさまざまな食べ物と比べても特別(スペシャル)な存在なのです。自然界でこれほど栄養バランスのとれた食品は極めてまれなのです。しかし、実はもう1つだけあるんです。大豆に匹敵するものが皆さんのごく身近に。入試にはまず出ないでしょうが、それは・・・・ミドリムシです(右図)。



    最後に大切なお知らせがあります。実は、中学受験用の問題集の中には、種子の栄養成分の割合を円グラフなどで示した上で、その割合がダイズと同じものを選ばせる問題が載っていることがあります。困るのは、その答えとしてエンドウやソラマメなどを選ばせていることなのです。上で説明した通り、その類の問題は成立しないので、どうぞご注意ください。



     

     

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