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  • ミクロの世界をのぞく!(昆虫編)


    今回も、前回に引き続き、電子顕微(けんび)鏡が誘うミクロの世界の紹介をしましょう。今回は昆虫に関する画像を紹介します。


    まず最初に登場するのはイエカの口です。どうです? この(するど)くとがった口のつくりには、血を吸う相手の動物に痛みを感じさせないという特ちょうがあります。このつくりにヒントを得て作られている最新型の注射針が“痛みを感じさせない魔法の針”なのです。


    ウイングレット

    ちなみに、最近の旅客機の翼端(よくたん)(ウイングレット)はピンと上に反り返っています。これは、ワシの(つばさ)にヒントを得たつくりで、空気抵抗を減らして(よう)力を増やし、燃費を4〜5%も改善する素晴らしい効果を生み出しています。このような生物の特ちょうを応用することを“生物模倣(バイオミミクリー)”といいます。


    ミツバチ

    次はハチの毒針です。カの口と同様に()すことが目的のつくりです。まずは、ミツバチの毒針です。小さなミツバチは毒針しか反撃する武器を持ちません。拡大写真を見るとよくわかりますが、ミツバチの毒針には“返し”と呼ばれる突起があって、一度刺した針は抜けません。それどころか、毒の入った袋(毒のう)ごと出てくるので、刺したミツバチは腹が破れて死んでしまいます。

    スズメバチ

    しかし、毒のうは腹から出ても縮み続け、最後の1滴まで相手に毒を注入し続けるのです。


    一方、スズメバチの毒針は何度も相手を刺せるようになっています。毒針は相手を攻撃するためのものですから、刺した針が簡単に抜けては困ります。そのために、拡大写真を見るとわかるように、針の表面には(とげ)(小さな返し)がついています。



    最後に紹介するのは“なめる口”として有名なイエバエの口です。まるで掃除機のように見えますね。ですね。口の中を500倍や1000倍に拡大した写真も忘れずに見てください。この(あみ)の目のようなつくりがとかした食べ物をなめ取るのに役立っているのです。



    ※ 今回ご紹介した写真の数々は、すべて「走査型電子顕微鏡画像資料集」というウェブサイトで紹介されているものです。サイトを開き、一番上にあるタイトル名をクリックすると「画像一覧集」というページが開きます。皆さんが何かを勉強するときに、思い出したらぜひ写真を見に行ってみてください。もしかしたら、それがきっかけで新しい知識を覚えることができるようになるかもしれませんね。


     

     

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