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  • 夏休みにやらねばならない理科の勉強とは?


     夏休みが終わって秋になれば、いよいよ毎月1回の模試が始まります。多くのご家庭では、9月と10月の成績をもとにして志望校を絞りこみます。その模試の成績は、夏休みの成果なのです。逆に言えば、夏休みにしっかりと対策を講じていなければ、不十分なデータを基にして受験校を選定することを強いられかねません。

     もちろん、入試まで4か月も残っている夏休みに学力を完成させるのは不可能ですが、夏休みの間にどうしてもある程度の実力をつけておかなければならないのです。


     では、どうやって“ある程度の実力”をつければよいのでしょうか。

     最も大切なのは、夏休みの勉強を講習会の勉強(宿題)だけで終わらせないようにするということです。なかなか簡単にできることではないですが、夏休みの計画を立てるときには強く意識しておかなければなりません。

     ほとんどの受験生は塾の夏期講習を受講するでしょう。授業時間に制約があるため、 どんな塾でも夏期講習ですべての単元の復習ができるわけではありません。 それぞれの塾が必要と考える単元を優先的に扱うので、夏期講習のカリキュラムから抜け落ちる単元が必ず出てきますから、その抜け落ちた単元を自分で補う必要があるのです。

     さらに言えば、大手塾の夏期講習ではそれぞれの単元の基礎を一から(あるいはゼロから)やり直すことはまずありません。そんなことをしていては授業が進まないからです。 もしお子様に基礎からやり直さなければならない単元があるなら、夏期講習の授業までに自分で手当てをしておく必要があるのです。そういった自分だけの勉強をする時間を確保しておく必要があるからこそ、「塾の勉強だけで終わらせてはいけない」のです。


    夜明けの空

     それでは、いったいどのようにして勉強していけばいいのでしょうか。夏休みの計画を立てるときには、毎日の理科の勉強時間を@:Bに分けます。 もし1日あたりの理科の勉強時間が2時間あるなら、30分と1時間半に分けるということです。


     まず、この30分では暗記をやります。塾でもらった暗記テキストでも市販の暗記本でもかまいません。 入試に必要な基礎的知識が網羅されたテキストを1冊用意して、夏休み中に最低2回、できれば3〜4回は繰り返すのです。 もちろん、夏休み前からある程度の準備ができているなら、夏休み中に覚えるべきものは絞りこまれているでしょう。

     秋から始まる模試の成績は、暗記事項の仕上がり具合で大きく左右されます。 たとえ完成度が半分ほどであったとしても、夏休み中に大きな弱点を残さないような対策をしておくことができれば、きっと秋からの勉強を加速してくれるはずです。自信を持って秋からの勉強を進めるためにも、毎日欠かさず暗記をする時間を必ず作ってください。


     一方、残りの1時間半は夏期講習の宿題やまだ身に着いていない計算問題の学習に当てます。 理科には多くの計算問題があります。この計算問題の基礎を確実にマスターするためには、まとまった時間が必要です。だからこそ、多くの塾のカリキュラムは計算問題が中心になっています。 夏休みは計算問題の克服に残された最後の機会なのです。

    輝く海面

     この夏休み中には、弱点を必ず克服しなければなりません。『ある特定の単元がまったく解けない』ということがあってはならないのです。

     また、夏休み前に過去問をよく見ておくことも必要です。自分の受験校(特に第一志望校)の過去問には出ているのに夏期講習では扱われない単元がもしあるなら、それは必ず夏休み中に対策を行わなければなりません。



     以上、要点だけをかいつまんで挙げてみましたが、理科に限らず夏休みの勉強を上手に進める上で最も注意すべきことは、『優先順位をつける』ことです。 いくら夏休みが長くても、夏休み中に克服したいと思っていることをすべて完成させられるわけではありません。 限られた時間を使ってやるべきことは、入試に出題される基礎的な問題が確実に解ける力を身に着けることです。 〔→“基礎的な問題”とは、自分のすべての志望校の過去問に出題されている大問の、最初の2〜3問と考えてください。〕

     そして何度も繰り返しますが、夏休みを塾の夏期講習の宿題をするだけで終わらせてはならないということです。 自分の弱点を見極めた上で、焦らず淡々と弱点を克服する努力を続けることこそが、夏休みの勉強に求められていることなのです。


     

     

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